木工芸の町
古代からの長い歴史を有し、ビザンツ時代は小さな城塞都市、オスマン朝期は街道沿いの宿場町としての役割を担ってきた町である。現在は伝統的な木造民家の修復に力を入れており、2007年は国内外から62,000人の観光客が訪れた。人口は4146人(2000年)。メインストリートであるバクダッド通りが町を東西に貫いている。この通りの南側に商店街、北側に市役所と土曜開催のパザルエリアがある。パザルは大屋根のかかったエリアに野菜等の食料品が並び、外の広場には衣類や日用品、農具などが並ぶ。村から農産物を持参する店もあり、3月の調査時はチャルシュの東側にあるジャミィの前で農作物の種や苗木を販売していた。チャルシュは小さな店舗が連な利、中には工房や伝統工芸品を売る店もあるが、調査時の利用者は少なかった。