Black sea Areaの最近の調査レポート

ムドゥルヌ(サンプル2)

洗濯小屋のある町

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人口5,955人(2000年)。歴史は古代に遡ることができ、ビザンツ時代には丘の上に城塞が築かれた町である。アンカラからイスタンブルへ山道を抜ける旧交易ルート沿いの拠点であり、町の中心には1382年建造のユルドゥルム・ベヤジッド・ジャミィとハマムが残っている。また、3,4階建ての伝統的木造民家も数多く、修復、保存されている。チャルシュは街道に接する形で北側に位置し、グリッド状の平面構成でほとんどが2層の小規模店舗の連続となっている。工房も多く、今後保存される方向である。土曜市は広場と周辺の通りに露店が並び、村からの農産物は広場の北側に付属する屋根付の一画で販売されている。広場南側の屋根付のエリアは魚屋専用である。

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ムドゥルヌ都市図

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チャルシュ(商店街)の東西に長くのびる通り。
馬具や金物などの工房もあり、今後保存される方向である。

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土曜日に立つ露天市。村人が農産物を販売するエリア


ムドゥルヌの情報

都市の概要
みどころ
特徴

ムドゥルヌ(サンプル1)

目次

1.都市の概要
2.みどころ
3.特徴

1.都市の概要

洗濯小屋のある町

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人口5,955人(2000年)。歴史は古代に遡ることができ、ビザンツ時代には丘の上に城塞が築かれた町である。アンカラからイスタンブルへ山道を抜ける旧交易ルート沿いの拠点であり、町の中心には1382年建造のユルドゥルム・ベヤジッド・ジャミィとハマムが残っている。また、3,4階建ての伝統的木造民家も数多く、修復、保存されている。チャルシュは街道に接する形で北側に位置し、グリッド状の平面構成でほとんどが2層の小規模店舗の連続となっている。工房も多く、今後保存される方向である。土曜市は広場と周辺の通りに露店が並び、村からの農産物は広場の北側に付属する屋根付の一画で販売されている。広場南側の屋根付のエリアは魚屋専用である。

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ムドゥルヌ都市図

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チャルシュ(商店街)の東西に長くのびる通り。
馬具や金物などの工房もあり、今後保存される方向である。

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土曜日に立つ露天市。村人が農産物を販売するエリア

2.みどころ

ムドゥルヌの歴史建造物

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ユルドゥルム・バヤジット・モスク(1382年建造)

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ユルドゥルム・バヤジット・ハマム(1382年建造)

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フランス人建築家によって建てられた19世紀の木造住宅

3.特徴

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ムドゥルヌの洗濯小屋は地区ごとにあり、地域のコミュニティーセンターとなっている。

ボルの歴史建造物 Bolu tarih eserler

ボルのタシュハン

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ボルのチャルシュには1382年建造のユルドゥルム・バヤジット・モスクがあり、その西隣に2つのハンが並ぶ。南側「下のハン」は1750年に、北側の「上のハン」は1804年に建設されたものである。
上のハンは2004年に修復され、再生している。
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下のハン正面

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上のハン中庭

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ユルドゥルム・ベヤジット・モスク

ボル Bolu

ボル県の県都

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ボル県の県都。人口84,565人(2000年)。
チャルシュは少し高台に位置するため、「上の市場」と呼ばれている。格子状に広がり、靴屋や洋服屋が多い。今後修復予定である。チャルシュ内には2つのハンがあり、1つは修復されている。
チャルシュの少し北側には6棟の市場施設があり、その周辺で月曜市が開催される。市場施設及びその周辺が食料品エリア、北側に隣接するスタジアム脇が衣料品エリアとなっている。露店数は食料品が240店舗、衣料品が160店舗、夏は8時、冬は10時から、日暮れまで営業している。4月初め頃から生産物が増え、店も増える。3月の調査時には苗木や種を売る店が出ていた。ボル市内にはこの他に7つのパザルがある。

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ボル チャルシュ平面図

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サフランボル Safranbolu

谷底のキャラバン都市

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黒海沿岸地域の都市で、かつては隊商都市として繁栄した。町は大きく、谷間の旧市街、高台にある新市街、夏の居住地であったバーラル地区の3地区から構成されている。旧市街全体が世界遺産に指定されているため、毎年多くの観光客が訪れる。人口31,697人(2000年)。
チャルシュは谷底に位置し、かつて隊商が宿泊した隊商宿(ジンジ・ハン)、ジャミィ、ハマムなどが保存されている。通りには木造の商店や工房が建ち並び、修復の範囲も徐々に広げられている。
土曜日に隊商宿の裏の広場で食料品や衣料品の市が開かれる。この土曜市は350年以上の歴史があり、冬場は近郊農民の露店30、衣料40、野菜40の計110軒、夏場は120~130軒の露店が並ぶ。また、南西部のジャミィ南側の川沿いの広場では動物市が同じく土曜日に開催される。近隣の村々から牛や羊が連れて来られ、取引される。露天商の数は22~25である。

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ムドゥルヌの洗濯小屋 Mudurnu Camasirhane

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ムドゥルヌの洗濯小屋は地区ごとにあり、地域のコミュニティーセンターとなっている。

ムドゥルヌのみどころ Mudurnu tarih eserler

ムドゥルヌの歴史建造物

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ユルドゥルム・バヤジット・モスク(1382年建造)

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ユルドゥルム・バヤジット・ハマム(1382年建造)

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フランス人建築家によって建てられた19世紀の木造住宅

ムドゥルヌ Mudurnu

洗濯小屋のある町

写真1.jpg

人口5,955人(2000年)。歴史は古代に遡ることができ、ビザンツ時代には丘の上に城塞が築かれた町である。アンカラからイスタンブルへ山道を抜ける旧交易ルート沿いの拠点であり、町の中心には1382年建造のユルドゥルム・ベヤジッド・ジャミィとハマムが残っている。また、3,4階建ての伝統的木造民家も数多く、修復、保存されている。チャルシュは街道に接する形で北側に位置し、グリッド状の平面構成でほとんどが2層の小規模店舗の連続となっている。工房も多く、今後保存される方向である。土曜市は広場と周辺の通りに露店が並び、村からの農産物は広場の北側に付属する屋根付の一画で販売されている。広場南側の屋根付のエリアは魚屋専用である。

図2.JPG
ムドゥルヌ都市図

mudurnu02.JPG
チャルシュ(商店街)の東西に長くのびる通り。
馬具や金物などの工房もあり、今後保存される方向である。

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土曜日に立つ露天市。村人が農産物を販売するエリア

ギョイヌック Göynük

緑豊かなキャラバン都市

ギョイヌック全景

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黒海地方西部のボル県ギョイヌック郡の中心に位置する。人口4,984人(2000年)。緑豊かな山に囲まれ、V字状に流れる川を挟み、その両側の斜面に築100~150年の伝統的な木造住宅群が建ち並んでいる。

チャルシュは旧交易ルート沿いに形成されている。チャルシュ・ジャミィを起点に約100m、50~60年の歴史をもつ商店が並ぶ。
ギョイヌック チャルシュ

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月曜市は市役所横の広場、ハマム前広場及び幹線道路沿いの歩道で開催される。市役所横の広場は食料品エリア、隣接する市場施設は近くの村々の生産物のエリア、ハマム前の広場は衣料品や雑貨エリア、幹線道路沿いの歩道は、食料品及び雑貨のエリアとなっており、合計90店舗の店が出る。
ギョイヌック パザル

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つづく?